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支倉常長との旅

土曜日、日曜日とオペラ「遠い帆」の東京公演だった。
火曜日から東京入りし、午後から20時くらいまで稽古し、本番に備えるという社会人か?というような幸せな体験でした。

新国立劇場の中劇場は、オペラと演劇の汎用のホールでしたが、お客さんから見えている舞台と同じ大きさの舞台が下手、上手、舞台裏にあり、お客さんとの距離も近く、とても良いホールでした。
2日間あった舞台、1日目はやや、熱が入りすぎたというか、暴走気味であり、少しからまわりしている部分もありいくつかのトラブルもありましたが、お客さんからは好評でした。2日目は、ちょっと冷静になりよい演奏ができたように思います。

合唱団は2012年の8月からオーディション、私は途中10月くらい(だったかな)から参加しました。毎週土曜日、60分の曲をひたすらやりつづけました。合唱だけを歌うと、非常に苦しい音が多く(苦しみを表現しているためですが)どこかのパートとかならず7度、減2度などが多様されていて、練習もほんとにきつかったのですが、昨年の仙台公演jの直前にソリストが来仙したときには、音楽が突如立体的になり、そのすごさに興奮しました。

そして、美術、舞台、衣装、オケが加わり、仙台公演もよいものができたと思います。

今回は、東京。今回、プロが凄い!と思ったのは、ソリストの皆さんの歌、演技が毎回違うことでした。だから毎日練習しているのに毎日感動していました。
そして、本番を見に来てくださったお客様からはみなさん良い評価を頂きました。

演出の岩田先生が口を酸っぱくして、みんなの顔がみえなきゃダメだ。お客さんはみんなの顔を見にくるんだから!とおっしゃっていてまさかと思っていたのですが、顔がよく見えたという感想をもらいました。

プロの仕事はすごいなあ。と思ったところです。

個人的には、支倉常長関係のコンサートは2010年の4月に「支倉常長が聴いた西洋の調べ」という皆川達夫先生がプロデュースされた企画にも深く関わっていて、これが二度目。遠い帆では常長のつらかった、厳しかった側面に焦点があてられていますが、西洋の調べは、ローマの入市式の際は、常長がかんだ鼻紙がとてもめずらしくみんなが群がったという話などおもしろいお話も聞けました。
このときは、ビクトリア、ゲレーロなど常長が聴いたかもしれない音楽を演奏しました。

ほとんど運命とも言える支倉常長とのおつきあいも一旦終了ですね。またやりたいような・・・大変だから二度とやりたくないような・・・。

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